株式会社 NNCエンジニアリング 代表取締役社長
新潟県長岡市寺宝町130-1
TEL 0258-27-1633
青柳 良孝 (Aoyagi Yoshitaka)
「ボーリングの匠」第7回は、新潟県にあります、株式会社NNCエンジニアリングの青柳さんをご紹介します!
株式会社NNCエンジニアリング(前身 株式会社 ナガサク)は、平成20年3月26日に株式会社 中由商会とともに、経営の効率化と業務の拡大を図るためにNNCホールディングスを設立して経営統合を行っております。そして、更なる統合効果を目指して、平成20年8月1日に株式会社 中由商会とともに対等合併し、株式会社NNCエンジニアリングとして、新スタートを切られております。
大口径さく井のプロフェッショナルと圧倒的設備を持つ全国区の温泉掘削会社との合併により、より多くのニーズに的確かつ迅速に応える体制を整えられております。
最近は、水井戸工事の仕事の他にも、廃孔作業(※1)の仕事が増えてきていますが、周囲の同業者が苦労するような工事もあえてやることもあります。ただ、父親譲りのDNAのおかげ(?)でギブアップをしません。
とはいえ、こういう仕事にはちゃんと意味があります。やり遂げた時、従業員を含めて達成感がありますよ。
時に苦労して皆が一生懸命になることがあってもいいと思います。
考える人間は必ず育ちます。
失敗してもそれを経験として積んで考えて、必ず次につなげてもらいたいです。
まず困難を乗り越える力をつけるためには多くの「経験」をすることが大切と思います。
と青柳さん。
今後も水井戸にこだわることなく、廃孔工事でも地中熱関連でもボーリングの仕事を続けていきたいです。
あと、ここ数十年間、この業界は仕事のスタイルがほどんと変わっていません。
例えば、泥水やケーシング等を使わなくても水井戸などの掘削ができないか?
など、新しいスタイルのボーリングを確立したいとのこと。
これからもお体に気をつけて頑張ってください!
記 者:これまでに特に心に残ったお仕事はございますか?
青柳さん:もともと、父は病気のため湯治で全国をまわっていました。
泉質は良くても、食事が合わないとかいろいろありまして、結局、自宅の裏に温泉(※2)を掘りました。泉質は炭酸水素イオンでゲルマニウムも含んでいます。これがその病気に合う泉質であったため、飲泉をしていくうちに胃腸も完治。
自分も十二指腸を患っていて、医者からの薬に頼っていた時期があったにもかかわらず、今や全く不要となっています。
そういう意味でもこの温泉掘削は心に残る仕事となっていますね。
記 者:本日は取材のご協力ありがとうございました!
(※1)廃孔工事
孔井が衰退してこれ以上商業的(ガス・石油など)に採取できなくなった時など、その孔井が必要なくなった時に、孔井は廃孔されます。廃孔作業では、孔井などが掘削されたために、地層同士がお互いに連通できる状態になっているので、ある地層から別の地層に、地下水・地熱蒸気・ガス・石油などが流れ込まないように遮断処理をする必要があります。
(※2)寺宝温泉
同温泉は天然自噴100%で源泉かけ流しの温泉です。
「寺宝温泉」として湯治および日帰り入浴を行っています。 (電話)0258-28-4126